昨年7月、秋田を襲った大雨による被害は甚大なものでした。被害に遭われました多くの方々に心よりお見舞い申し上げます。いまだにご苦労されている皆様の一日も早い復旧復興をお祈りいたします。また、新年早々の能登半島地震、翌日の羽田空港での衝突事故、ともに亡くなられました方々のご冥福を心からお祈りいたします。また、災害に遭われました皆様に心よりお見舞い申し上げます。いつの時代も一寸先は分からないとはいえ、あまりにも悲惨な年明けだったと驚きを隠せません。しかし、この災害惨事に負けずに、明日に希望をもって一歩踏み出さなければなりません。それぞれの立場でできることを精一杯やりながら、一日も早く日常をとり戻す事ができるよう、力を合わせ頑張りましょう。
昨年はパリでラグビーワールドカップが開催されました。日本代表チームは決勝トーナメントに進めなかったものの、素晴らしい試合をたくさん見せてくれ、大きな勇気と元気を与えてくれました。その結果、世界の優秀な選手がリーグワンで活躍し、日本ラグビーの資質向上に大きく貢献しています。
秋田県ラグビー協会は100周年を迎え、1月に記念式典を開催し、日本ラグビー協会土田会長をお招きして記念講演を行いました。懇親会ではたくさんの皆様と共にお祝いすることができました。これもひとえに、関係者の皆様のご協力ご支援の賜物と感謝申し上げます。土田会長には2035年に日本でのワールドカップ開催を目指すとの決意を示していただきました。その際、秋田での公式戦の開催を実現できるよう、私たちも準備をしていきたいと思います。
昨年の全国高校ラグビー大会では秋田工業高校主将が開会式で力強い選手宣誓をし、初戦に臨みましたが、残念ながら敗れてしまいました。ラグビー人口のすそ野拡大から、指導者の育成強化等、様々な課題を解決するために、知恵を結集して「ラグビー王国秋田」の復活に尽力していく覚悟です。そのために設立しました、秋田県ラグビーフットボール振興会は順調に会員数も増え、3年目を迎えようとしています。秋田のラグビーファンの皆様にお声をかけ、いっそうの会員拡大に向けていきたいと思います。様々な課題が山積しているということは、それだけ改善できる要素があるということに他なりません。秋田県ラグビーの未来を信じ、皆様のお力をお借りし、一歩一歩進んでまいりたいと考えております。今年度もよろしくご指導ご支援をお願い申し上げまして、挨拶といたします。
(2024年4月)
秋田県ラグビーフットボール協会
会長 三浦廣巳